微生物活性化させ骨まで分解 イノシシなど有害鳥獣の処理施設の供用開始 静岡・藤枝市
イノシシなどの有害鳥獣を丸ごと処理する施設が、静岡県藤枝市で完成し、このほど供用が開始されました。
この有害鳥獣減容化施設は、週3日、専門業者が常駐していて、温度80度以上で微生物を活性化させて、イノシシの硬い皮や骨まで分解する装置が設置されています。内臓などは24時間で、皮や骨は1週間ほどで分解できるということです。
藤枝市では2019年度、イノシシなどによる農作物被害が1260万円あり、812頭のイノシシが捕獲されましたが、イノシシの処理が負担になっていました。
藤枝市森林整備係 津島祐登さん:「捕獲者の方の埋設の負担を軽減し、さらに捕獲意欲の向上につなげることによって、農作物被害の軽減を目的とすることで今回このような施設を導入しました」