新型コロナ感染者が拡大するなか旅行関係者の展望は…

感染が急拡大する中、全国旅行支援に加えて13日から静岡県独自の宿泊割引が始まるなど、明るい材料が多いのが観光業界です。今年は飛躍の1年となるのでしょうか。

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「いち、にの、よいしょ~」(拍手)

 静岡市で開かれた賀詞交歓会。

 参加したのは県内の旅行業界や観光業界の関係者、およそ100人です。

県旅行業協会 遠藤勝久会長:
「新型コロナウイルス感染症防止策を十分に講じながら様々な旅行を強く再開し、県内旅行業者に活力を取り戻していく年とする希望を新たに感じている」

 今年はコロナ禍から脱却するターニングポイントとなりうるのか、業界関係者が見据える、2023年の展望は…。

富士山静岡空港 西村等社長:
「ようやく国際線が再開と、その一歩を踏み出したかなと思っているので、我々が期待するのは今年の夏とか秋とかそれぐらいに19年度並みぐらいまで(利用者が)戻ってくるようになればいいと思う。(韓国は)一番行きやすいところかなと思っているので、皆さんにご利用いただければありがたいし、ぜひお願いしたい」

 政府が水際対策を緩和した去年10月以降、訪日外国人観光客は徐々に回復傾向。

 静岡空港は順次国際線を再開させたい考えで、夏頃までに台北(たいぺい)便の再開を目指すとしています。

 一方、国内の旅行需要について、県内旅行会社や代理店はどう捉えているのでしょうか。

 遠州鉄道 企画販売課 服部光真課長:
「従前と違うのは行動制限がかからないとか、移動の制限がかからない中でいくと、旅行も成立するし、私どももどちらかというとバスツアーを今造成していて、隣に人が来る、相席が中々できないとか、いろいろ制約を受けながら事業展開していたが、今後に向けてはコロナ前の状況になるべく近づく環境に転じてくるのではないかと思う。(旅行支援が終わっても)安心して旅行できる環境が整えば、だいぶ飛躍してくるのではないか」

ハマカントラベル 太田惣太郎社長:
「ウィズコロナが定着してきて、少しずつ昨年末くらいから動きが活発化されてきているのは事実です」

Q.旅行支援が終わった後の国内旅行はどう捉えている?

「非常に私たちもその点は気になるけど、業務出張とかも含めて動きは必ず出てくると思う。国がどうやって保障ではないけど、何かしら手を打ってくれることを期待するし、動きは必ず出てくると思うのでそれを期待する」

フジワールド企画 代表取締役 全国旅行業協会静岡支部 渡井浩昭支部長:
「インバウンドはルールを守って来ていただくのは大歓迎だけど、水際対策とかはしっかりやってもらわないと、我々がそれに道連れになってしまうことは避けていただきたいところはある。今コロナがあっても気をつけながら出ようという感覚がかなり身についてきている気がするので、好転している気がする。今年(コロナ禍の低調を)埋めるのは難しいけど、6~7割まで持ってきたい」

 県もあすから独自の旅行支援策をスタートさせ、需要を喚起していきたい考えです。

県スポーツ・文化観光部 京極仁志部長:
「(日本へのビザなし渡航が)去年10月に解禁になったとはいえ、まだまだこれからという感じなので、これからが、今年が期待するインバウンドの年かと思う。これから静岡空港も含めてインバウンド再開の年になっていくと思っている」

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