「弾丸登山」で下山中に足がふらつき転倒…負傷のフランス人男性をブルドーザーで救助 富士山富士宮口
静岡県側の富士山富士宮口9合5勺付近で12日午前、転倒してけがをしたフランス人の男性が警察官に付き添われ、ブルドーザーで救助されました。
12日午前9時50分ごろ、富士宮口9合5勺付近で男性が転倒して右手や腰を打ったのを目撃した登山者から救助を要請する通報がありました。
静岡県警の山岳遭難救助隊が出動し、男性に付き添って下山を始めましたが、男性が腰や手にけがをしていることから、途中でブルドーザーに乗せて下山、午後3時40分ごろに御殿場口新5合目に到着し、消防の救急隊に引き継ぎました。
救助されたのは、フランス在住の29歳のフランス人男性で、警察によりますと、男性2人で前日の午後2時ごろから登山を始めました。登山用の装備はしていたものの、山小屋には泊まらない「弾丸登山」で、当時は下山中でした。男性は「足がふらついて前方に転倒した」と話している、ということです。