今年の漢字は「密」 静岡県民が選ぶ今年の漢字は? 50人に聞きました
応募総数約20万8000票のうち、2万8401票を集めて、2位の「禍」に1万5000票ほどの差をつけ、今年の漢字に選ばれました。
新型コロナの影響でこれまでとまったく違う1年となった今年、静岡県民は今年の漢字に何を選ぶのでしょうか。県民50人に調査しました。
林輝彦アナウンサー:「私が今年個人的に選んだ漢字はこちら『耐える』という字です。今年いろいろなところを取材させていただきました。新型コロナウイルスの影響で、静岡の街の皆さんが必死に耐えている姿も見ましたし、個人的にもちょっと耐えることが多かったですね…静岡の皆さんはどんな漢字を選ぶんでしょうか」
「密」…コロナで3密を避けなければいけないということで、妊娠して、余計にコロナで大丈夫かなという不安が1年中つきまとっていたので…
「禍」…「コロナで大変だったので、コロナ禍という意味を込めて「禍」という字」
「逢」…「『逢う』という字。皆さんに、人に逢っていないんですよ。友達とか親戚とか」
Q.今一番誰に会いたい?
「やっぱり孫。大学に入ったばかりだから、/元気でやっているか」
やはり、新型コロナに関係した漢字を選ぶ人が多いようです。こちらの大学2年生は悲しさのあまり、こんな漢字を選んでいました。
「無」…「何もない感じの毎日で、自分の中で不要不急で成り立っていた人生なのかなというのがあって、楽しみにしていた旅行もなくなってしまったので、(去年は)はっちゃけた1年だったので、それからのこの1年だったので、結構つらいなと」
大学入学を機に東京から静岡に来たということで、去年はのびのび生活を送っていたといいますが…
「親からも解放されたという部分で、(実家にいたときは)遅く帰ったりすると怒られたので、そういうのが無くなって、(去年は)遊び倒していた」
Q.静岡で流れるけど…。
「(両親に)見られないといいですね。見られたら終わる。(来年は)遊ぶときは遊ぶ、就活や勉強のときはしっかりするというメリハリのある1年を過ごしたい」
コロナ禍ならではの漢字が続く中、多くの人が選んだのがこちらの一文字です。
「家」…「ずっと家にいるので、家具とか増やして、プロジェクター買ったり、お家時間充実させてずっと家にいる」
Q.家にいて新しい発見はあった?
「ソファを買ったんですけど、ベッドよりソファの方が寝やすい。寝落ちしちゃいますね」
「家」…「家にいることが多かったので、自分磨きの面が多かったので、「家」にした。筋トレとギターを頑張った」
「5~6年くらいずっとやっていて、今年は特に頑張った。
もともとインドアでそんなに苦労せず、いろいろ出来た。次の1年の飛躍にできたらなという感じ」
20代の女性も「家」を選びましたが、その理由は…
「家」…「家を去年の1月に建てて、23歳で全部をやりつくした。結婚も(出産も)終わって」
Q.来年の家の目標とかある?
「来年はこまめに掃除して、カビを一切作らないことを目指したい」
そして、今年大流行したあのアニメに関連する漢字を選ぶ人も…
「鬼」…「今年は鬼滅の刃がはやったこともあって、自粛期間中にアニメと漫画を全部見て、最近ではまたアニメを見るように」
全国で空前の大ブームを巻き起こした「鬼滅の刃」。公開中の映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、きょうまでに興行収入300億円を突破。今月4日に発売されたコミックス最終巻は、週間売り上げ280万部超えを記録し、1週間の売り上げとして歴代1位を記録しています。
「鬼」…「善逸が好きで、普段はおどおどした感じだけど、戦いになるとガラッと変わってカッコいい」
「滅」…「「滅」はやっぱり鬼滅の刃がはやっていたので、コロナも一緒に滅されればいいなと思って」
さて、静岡県民が選んだ「今年の漢字」は…。 やはり「密」。さらに「家」「鬼」が続いています。