どうなった…ごみの中から見つかった現金364万円 落とし主の名乗り出る期限が過ぎ 静岡・富士市
今年1月、静岡県富士市のごみ処理施設の従業員がごみの中から発見した現金364万円。持ち主が名乗り出る期限の3カ月を迎えました。あの大金は、一体どうなったのでしょうか!?
今年1月、富士市にあるプラスチックごみを扱う民間の処理施設で、現金364万円がみつかったニュースが大きな話題となりました。
ごみ処理施設の従業員は「プラスチックごみの分別作業をしている時に、膨らんだセカンドバッグを見つけて。決まりで中を確認するのですが、開けたら全てお金だったので、驚いて。すぐに富士市に連絡しました」と説明していました。
施設によれば、364万円はすべて1万円札で、布製のセカンドバッグに入っていました。ごみは富士市から委託を受けた業者が回収したもので、施設側は連絡を受けて駆け付けた市の職員と警察に届け出ていました。
持ち主が名乗り出る期限は3カ月。このほど、その日が過ぎましたが、あの364万円はどうなったのでしょうか。富士市に聞くと…。
富士市廃棄物対策課 上椙裕之さん:「持ち主は見つからなかったですね」
なんと、持ち主は見つからぬまま。その場合、どうなるのでしょうか。
富士市廃棄物対策課 上椙裕之さん:「3カ月経ちますと、所有権が市になりますので、市の歳入(収入)にさせていただく形になります」
現金364万円は富士市の物、つまりは富士市民の“収入”となりました。担当者も驚きを隠しません。
富士市環境部廃棄物対策課 上椙裕之さん:「今までこういったことはありませんので、初めてのケースになります。少額の物でも聞いたことはありませんので、大変驚きました」