飲食店の客5人が食中毒 牛やニワトリにいるカンピロバクター検出 県「十分に加熱を」 静岡・掛川市

 静岡県掛川市の飲食店を利用した客5人が下痢などの症状を訴え、食中毒と診断されました。保健所はこの飲食店を当分営業禁止としています。
 この飲食店を5月28日に利用した客5人が、翌日から下痢、発熱などの症状を訴えました。検査したところ、2人から食中毒を引き起こす細菌が検出されました。静岡県西部保健所は食中毒と断定し、当分の間、店に営業禁止を命じました。
 見つかったのは、牛やニワトリの腸管内にいるカンピロバクターという細菌で、少しの菌でも食中毒を発生します。市販の鶏肉からも、かなりの割合で見つかっているということで、県は十分加熱するよう呼びかけています。
 食中毒は今年、県内では3例目です。