「ウーブン・シティ」周辺整備 静岡・裾野市がトヨタの元社員を採用
トヨタ自動車が工場跡地に建設中の実験都市「ウーブンシティ」の周辺整備を進めるため、静岡県裾野市がトヨタ自動車の元社員を採用しました。
建設部付きの参事として採用されたのは、元トヨタ自動車社員の菅原大志さんです。菅原さんは秋田県出身の45歳。98年にトヨタ自動車に入社し、工場の管理業務などに携わってきました。
一方で、ラグビー元日本代表の顔も持ち、トヨタ自動車では監督も経験もあります。職員としての任期は来年の3月までで最長5年まで延長されます。
菅原大志さん:「すごく注目されているのプロジェクトだと思いますし、こういうプロジェクトに参加できることに非常にうれしく感じています。パイプにもなれればいいですし、市民の方の声を聞きながら、よりいい街づくりに携われるとすごくいいなと思います」
ウーブン・シティはインターネットを通じて街全体がつながる実験都市で、裾野市では次世代型近未来都市構想の取り組みの一つとしてこの実験都市との連携を掲げ、JR御殿場線の岩波駅周辺地域の整備を進めています。市は民間企業での経験やその調整能力を生かして、ウーブン・シティとの連携が強化されることを期待しています。