ビキニデー 第五福竜丸元無線長久保山愛吉さんの冥福を祈り核兵器の廃絶を訴える 静岡・焼津市
焼津港の漁船「第五福竜丸」がビキニ環礁での水爆実験で被ばくしてから1日で69年です。核兵器廃絶に向けた行進と集会が行われました。
1日午前静岡県焼津市で、およそ500人による平和行進が行われました。
1954年3月1日、太平洋マーシャル諸島にあるビキニ環礁でアメリカが水爆実験を行い、焼津港のマグロ漁船「第五福竜丸」の船員や島民が被曝しました。
行進はJR焼津駅前から始まり、第五福竜丸の元無線長で、被曝の半年後に亡くなった久保山愛吉さんが眠る弘徳院まで歩いて向かい、お墓の前で冥福を祈りました。
山本義彦理事:
「久保山さんの核被害者を自分で最後にしてほしいというのと、今のウクライナの戦争で起こっている核危機というのは全く同じ線上に並んでいる問題だと思う」
行進の後静岡市駿河区のグランシップで集会が開かれました。
新型コロナウイルスの影響で対面での集会は4年ぶりです。
被害を受けたロンゲラップ島の代表は「地球上から核兵器をなくすことができれば、みんなが平和に暮らせる。若者も地球を守り、大切にする人になってほしい」と訴えていました。