24人目の犠牲者は63歳女性 知人「話し出すと明るい」 夫も死亡、娘は行方不明 静岡・熱海市の土石流災害
静岡県熱海市の土石流災害の現場では、23日も夕方まで行方不明者の捜索と土砂の撤去が続きました。きのう22日は1人の身元が判明しています。
高橋諒記者:「ここは、土石流の被害があった中腹部。以前と比べると瓦礫などが撤去されているよう感じます」
きょう23日も現場では午前8時から午後5時まで捜索活動が続きました。熱海市によりますと、おととい21日に見つかった遺体の身元は熱海市伊豆山の松本光代さん(63)と判明しました。
松本さんの知人:「やっぱり顔見知りなだけに複雑な思いがある。おっとりしているんだけど、しゃべり出すと結構、明るい方でね」
光代さんはよく伊豆山神社の前にある坂道を歩いていたといいます。
松本さんの知人:「僕が帰ってくると、たまにこの坂道を松本(光代)さんが歩いてくるんですよ。話かけられたりしてね」
光代さんの夫の孝広さんはすでに遺体で発見されていますが、娘の季和さんは依然として行方不明のままです。
7月3日に発生した大規模な土石流の犠牲者はこれで24人となり、3人がいまだ行方不明です。
伊豆山小学校では24日から2学期が始まりますが、児童の安全を確保するため、6キロほど離れた泉小学校で授業が行われます。