28人が犠牲…土石流災害2年の追悼式 被災者「安らかにと言われても眠れない。早く復旧・復興を」静岡・熱海市
静岡県熱海市の土石流災害の発生から3日で2年です。現地では追悼式が行われました。
おととし7月3日、熱海市伊豆山の逢初川の源頭部に違法に造成された盛り土が崩れ、土砂が周辺の建物を飲み込みました。今年1月、最後まで行方が分からなかった太田和子さんの遺骨が見つかり、犠牲者は関連死も含め28人となりました。
3日午前、被災現場近くの小学校で追悼式が行われ、参列者が花を手向けました。そして、通報時間の午前10時28分にはサイレンが鳴りました。
被災者 太田朋晃さん:「今の現状がこんなで、安らかに眠ってくださいって言われても、眠れないですよね。安心して住める場所に早く復旧・復興してもらいたい」
被災地では9月に警戒区域が解除される予定ですが、住宅復旧の支援策を巡っては議論が続いています。