【新型コロナ】静岡県に「まん延防止措置」…知事「(対象は)東部、浜松市・静岡市とその近辺か」
ことを決定した」
政府は先ほど対策本部会議を開き、新たに静岡県を含む8県をまん延防止措置の対象に追加することを正式に決めました。期間は、今月8日から31日までとなります。
これまで、北海道や石川県など5つの地域が対象でしたが、これで13道府県に拡大されました。
菅総理:「感染力の強いデルタ株により感染が急速に広がっている。そうした中で各県の感染者数や病床の状況などを総合的に判断する形で、今回はまん延防止措置の対象として8つの県を指定した」
川勝知事「東部、それと浜松と静岡とその近辺」
こうした動きに、5日朝、取材に応じた川勝知事は。
静岡県 川勝平太知事:「実際に驚いた。きのう(4日)の(専門家会議の)結果と今回の政府の決定を踏まえて、あす(6日)対策本部を開いて決める」
Q.エリアなどは対策本部で決めるか?
A.「目下、非常に感染者が広がっているのが東部。それから浜松と静岡とその近辺。そのあたりの判断を関係者の皆さまと力を合わせて、そこで決定していく」
静岡県はあす6日にも対策本部会議を開いて市や町の意向を踏まえた上で、措置の対象地域を決定する方針です。
候補になっている静岡市の田辺信宏市長は。
静岡市 田辺信宏市長
Q.静岡市としてまん延防止措置は必要?
A.「きょうそれを議論する。きのう突然国から県を通じてボールが投げられてきたので、命最優先で守らなければいけない、一方で暮らしも守っていかなければいけないという2つのライフを両立させていくのが静岡市の基本方針なので、多岐の観点から静岡市にそれが必要かどうかを決定していきたい」
「昼間も人通り多いから、あまり変わらない」
まん延防止措置の適用で、飲食店に酒類の提供停止が要請されるなど従来より感染防止対策が強化されることになります。
静岡市の夜の街では
30代:「みんなでこうして会って飲むのが楽しいので、家で飲むとちょっと違う」
20代
Q.まん延防止で感染者減る?
A.「減少しないんじゃないか。夜の街が原因とか言われているが、昼間も人通りが多いので、そこはあまり変わらないと思う」
やきとり店オーナー
「酒類を提供するなと言われたら、やっていても意味がないと思うので、思い切って休業しようかなと考えている」
飲食店「夜中心なので、もう営業できない…」
実際にすでに休業を決めた店もあります。重点地域に指定される可能性が高い沼津市の飲食店です。
飲食店
「もう営業はできない。夜を中心に営業しているので…、なかなか営業するのが厳しいと思う」
沼津市ではすでに午後8時までの時短要請が行われていて、酒を提供する夜の営業が主体だというこの店は、基本的に弁当の予約のみに決めました。
期限は今月10日だったため、営業再開を見込んで酒類の仕入れをしましたが、期待は裏切られることとなりました。
飲食店
「従うしかないというか…、難しい判断、厳しい状況。(酒を)仕入れてしまったものもだいぶあるので、どうしようかというところで、頭を悩ませている」