避難者を吊り上げ救出 津波救命艇で訓練 静岡・焼津市 大井川港
3月11日は東日本大震災から10年です。
焼津市の大井川港では、津波から身を守るため救命艇で避難した人を助け出す訓練が行われました。
焼津市は、6年前に最大35人が乗り込むことができる強化プラスチック製の「津波救命艇」を大井川港に設置しています。3月6日の訓練には、志太消防本部や県消防防災航空隊などの60人が参加し、県防災ヘリが漂流する津波救命艇から避難者を吊り上げ、岸まで運びました。
救命艇の浮く力が強く、ヘリの風圧で船体が流されてしまうなか、訓練参加者は慎重に救出の手順を確認していました。
焼津市はこうした訓練を重ねて、対応力の向上を目指すとしています。