41.1度で国内最高気温に並んだ浜松市…6日連続の猛暑日 静岡県内で69人が熱中症で搬送
先週から猛暑日が続いている浜松市。きのうに続き、きょう17日も午前中に気温40度を超えると、正午過ぎには41度を超えました。
小林歩記者:「日差しが非常に強く、時折吹く熱風に息苦しさを感じます。駅前を通る人たちは日向を避けながら歩いています」
静岡県内は先週から高気圧に覆われて、強い日差しが連日降り注いでいます。上空に暖かい空気も入り、より気温が上がりやすい状況が続きました。きょうの最高気温は浜松で41.1度を観測、2018年に埼玉県熊谷市で観測された41.1度と並び、国内の観測史上、最も高くなりました。
また、きのう最高気温40.9度を観測した浜松市の天竜でも39.6度と40度に迫る猛烈な暑さとなりました。浜松市が猛暑日となるのは6日連続。これも浜松市にとって観測史上最長に並ぶ記録です。
大阪から女性:「暑いです。すごいこの中(マスク)が本当に湿気で苦しいです」
浜松市 男の子(11歳):「蒸し暑い。なんか汗がたまにすんごい出る。アイス食べたくなる」
記者:日傘はいつも持っているんですか?
浜松市 女性:「きょうが初めて。テレビで日傘を持ったほうがいいって言っていたもんですからね。違うような感じしますね、やっぱりね」
なぜここ数日間、浜松市の気温が高くなったのでしょうか。
渡部圭吾気象予報士:「これはフェーン現象が発生したからです。浜松周辺には浜名湖があって、その西側には山が連なっています。きょうの浜松市内は西寄りの風が吹いていました。西寄りの風が吹くと、まず山を駆け上って山を吹き降りるときに熱い空気となって熱い風が流れ込んだわけです」
この暑さで静岡県内では69人が熱中症で搬送されました。3人が重症です。今後も、週半ばまで、35度以上の猛暑日となる所もあり、猛烈な暑さに警戒が必要です。熱中症にならないために、こまめな水分補給や塩分補給、涼しい場所での休憩を心掛けてください。
週末になると猛暑は一段落する見込みですが、その後も引き続き厳しい暑さは続きそうです。