【豪雨】病院に迫る「濁った水」…ガラスは割れ、病棟にまで流れ込む 静岡・沼津市
静岡県内では2日、記録的な大雨が襲いました。職員総出で復旧作業に当たっているのは、一時、緊急安全確保が出された沼津市の「きせがわ病院」です。
きせがわ病院 塩田美佐代さん:「150センチくらい水が上がってきていた。職員も危険だと思ったし…」
当時の映像を見ると、窓の向こうに濁った水が迫っています。排水しきれなかったのか、地面から水が吹き出す様子も。
この時、外は車がヘッドライトまで浸かっています。
水は、病棟に流れ込みました。リハビリを行う1階部分は、およそ1.5メートル浸水。医療器具やベッド、机などが水浸しになりました。漏電も発生し、病棟の一部で電気が使えない状態に。
きせがわ病院 塩田美佐代さん:「重たいベッドもあって、それらも横倒しになっていた。ガラスも割れていたし、すごい水圧なんだと感じた、怖いことですよね、本当にそう思った」
職員の判断で、およそ50人の利用者は被害の前に帰宅。2階にいた入院患者も無事だったということです。
きせがわ病院 塩田美佐代さん:「ここに来ることを楽しみにしている方もたくさんいらっしゃるので、本当に一日でも早く、ここを復旧させて、笑顔で来てもらいたい」
地域住民がボランティアで協力してくれていますが、復旧には早くても数日必要だということです。