前の静岡県副知事・難波喬司氏が退職届を提出 静岡市長選立候補の意向固める
前の静岡県副知事で県の難波喬司理事が、来年春に予定されている静岡市長選挙に立候補する意向を固め、21日退職届を提出しました。
● 難波喬司理事
「一定の区切りができたかなと思っているので、そういった意味でここで退職して、次のこともやっていきたいと思った」
午後、取材に応じた難波理事は退職届を提出した理由をこう話し、熱海土石流災害に関する
県議会特別委員会や、リニア中央新幹線の静岡県の専門部会の対応を終える11月上旬にも退職するということです。
関係者によりますと、難波理事は来年春に行われる予定の静岡市長選に立候補する意向を固めていて、退職後出馬会見を開く見通しです。
難波理事は国交省出身で、2014年から今年5月まで2期8年にわたって副知事を務め、リニア新幹線や熱海土石流災害など県政の重要課題で陣頭指揮をとってきました。
● 難波喬司理事
「市長選についてはきょう退職届を出したばかりなのであまり申し上げることはないが、仮に市長選ということであれば、打診とかそういうことではなくて、本人のやる気があるかどうかということなので本人の意思として決めたい」
来年春に予定されている静岡市長選には、現職の田辺信宏市長が出馬への意欲を周囲に伝えているほか、静岡市葵区選出で自民改革会議の山田誠県議も立候補の意向を固めています。