東北地方で震度6強 静岡大学防災総合センター岩田孝仁特任教授 「構造物の再点検を…」
16日夜、東北地方で震度6強の地震がありました。今回の地震で見えた静岡への教訓について専門家は…。
静岡大学防災総合センター 岩田孝仁特任教授:「弱い所を狙って橋脚が損傷・脱線するというのは大事故にはならなかったが、これを我々静岡に置き換えると気になる現象」
「1995年の阪神・淡路大震災のあと、いろいろな構造物をもう一度再点検しようということで震度6、震度7でも耐えられるように構造物の補強や強化を続けてきたはず。もう一度再点検を細心の注意を払って構造物の耐震性についてはチェックしておく必要がある」
さらに揺れへの備えについても改めて意識を高める必要があると指摘します。
岩田特任教授:「マグニチュード7.4の地震が、遠地から静岡に到達しているので、数分間揺れるのは仕方ないが、これが自分たちの真下で断層が数百キロに及ぶ地震だと激しい揺れが数分間続く。こういう状況にまず耐えないとそのあとの行動ができない。対策は万全か、この機会に再点検してほしい」