リニア新幹線トンネル工事「ボーリング調査は水の保証とセットで」との認識を改めて示す
リニア中央新幹線のトンネル工事に伴う水問題を巡り、大井川流域10市町と県の専門部会の委員らが意見をかわしました。
リニア新幹線トンネル工事では現在、JR東海が山梨県側からトンネルを掘り始めています。
JR東海はこのトンネル工事でボーリング調査を希望していて、意見交換会では大井川流域自治体のトップから調査の有効性やリスクについて質問があがりました。
これに対し、専門部会の委員らは「調査で県内の水が山梨県に流出する可能性がある」と回答。
その上で「水の補償とセットで提案するべき」という認識を改めて示しました。
掛川市 久保田崇市長:
「(水の補償として)田代案については有力なので、しっかりと専門部会で一層議論を深めていただきたい」
県は意見交換会を踏まえて、年内にもJR東海に 改めて意見を伝える方針です。