J2磐田コーチ就任の中山雅史「引退」と表明せず…J3沼津退団で山本昌邦会長「言えないみたいです(笑)」
J2ジュビロ磐田のコーチ就任を決めた元日本代表FW中山雅史(53)は、2015年から選手として所属したJ3アスルクラロ沼津を通して退団のコメントを発表した。
「この度、現役選手のトレーニングをひとまずやめて、ジュビロ磐田のコーチとして活動することに決めました。2015年から2020年の6シーズン、ほぼリハビリで過ごしていましたが、U18のコーチをこの2年間させていただき、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会にも出場し、子供たちの成長を見ることができた事を幸せに思います。またいつか沼津に戻る事があるかもしれません。その時はよろしくお願いします。ありがとうございました」
山本会長がエール「カリスマ性のある指導者になると思う」
中山は2009年限りで磐田を退団後、J2札幌に移籍し、2012年限りで引退。2015年に沼津で現役復帰後、在籍6シーズンで公式戦の出場はなかった。しかし、磐田元監督で沼津の山本昌邦会長は静岡朝日テレビに「沼津でも選手をしながらユースの指導をして実績をあげていたので自信はあるはず。情熱とカリスマ性のある指導者になると思う」とエールのコメントを寄せた。その上で「本人も選手を辞めるとは言っていないので、まだ引退とは言えないみたいですね」と言い、微笑んだ。