【衆院選】相次ぐ大物の敗北…静岡8区・自民の塩谷立氏が立憲・源馬謙太郎氏に苦杯 10回目の当選は「比例復活」
立憲民主党 源馬謙太郎氏(当選の弁)
「我々、責任世代にそろそろ日本の舵取りを任せていただきたいということを訴えてまいりました。それが皆様にもご支持をいただいたと思いますので、我々が責任をもって、日本の舵取りをしっかりできるように頑張ってまいりたいと思います。本当にありがとうございました」
共産党の候補取り下げによる野党共闘が実現し、与野党一騎打ちとなった静岡8区。立憲民主党の源馬謙太郎氏が11万4210票を集め、元文部科学大臣で、自民党の塩谷立氏との争いを制しました。
源馬謙太郎氏 11万4210票
塩谷 立氏 9万408票
自民党 塩谷立氏(敗戦の弁)
「何とか結果が出るだろうと信じて戦った。しかしながら、このような結果になったこと、心からお詫び申し上げる。そして皆さん方には大変協力いただいたことを心から深く感謝を申し上げます。ありがとうございました」
48歳の源馬氏に4回目の戦いで、初めて苦杯を喫した71歳の塩谷氏。選挙区では議席を確保できませんでしたが、比例東海ブロックで復活当選しました。
一夜明け―
立憲民主党 源馬謙太郎氏
「おはようございます。おはようございます」
選挙翌日の11月1日の朝、源馬氏は駅前に立ち、通勤通学する人たちへ感謝の言葉を伝えました。
立憲民主党 源馬謙太郎氏(取材に)
「本当に長く実績とご経験のある方ですので、大変壁は高いなと思っていましたが、今回一貫して訴えてきた我々世代に、そろそろ舵取りを任せてもらいたいということ、与野党伯仲して緊張感のある政治をやっていかなきゃいけない、政治を変えなきゃいけないという思いを理解してくださった方がいたのかなと思います」
一方の塩谷氏は―
自民党 塩谷立氏(あいさつ)
「地獄へ突き落とされたような思いで。本当に、何も考えられないというか、そんな思いでいましたが。そこから、引き上げてくれたのも皆さんのお力で復活ができたと思っております。改めて重ね重ね、本当にお世話になったことを心から感謝申し上げます。ありがとうございました」
浜松市の事務所で支援者とともに復活当選の喜びを分かち合いました。今回で10回目の当選です。
Q.小選挙区で厳しい状態になった要因は?
自民党 塩谷立氏「いろいろあったと思うが、基本的に今、与党に対する批判、コロナの対応に関する批判とか、それからここは補選があったから、その結果がモロに出たという感じだと思う」