いったい誰が…何のために? 静岡市で農機具の窃盗事件 2トンのダンプカーまでも
2トンのダンプが盗難?
ツイッター投稿:「農作業をするのに必須の商売道具が盗まれてしまい、途方に暮れています」
24日SNSに投稿された1通のメッセージ。盗まれたとされる「商売道具」の写真も添えられています。
林輝彦アナウンサー:「静岡駅から北に20分ほど上った牛妻という地区です。山に囲まれていて車通りも少ない場所です。ここにあった2トンのダンプが盗まれてしまいました」
悲痛なメッセージを投稿したのは、この地区でお茶やコメを作っている農家の繁田琢也さんです。
繁田琢也さん:「作業で使うトラクターや田植え機をダンプに乗せて畑まで移動したり、物を運ぶのに使っていたので、本当にすごく活躍してくれているダンプでした」
24日に盗難届
24日午前7時半ごろ、繁田さんの父が車庫に止めてあったダンプカーがないことに気付きました。
これだけではありません。車庫から車で1分ほど離れた作業場の敷地内にあったホイールローダーなど、農機具合わせて19点がなくなっていました。
繁田琢也さん:「脱力感がすごかった。やっていけるのかなっていう…」
農機具を最後に使用したのは、23日午後5時まで。作業場のシャッターは施錠しておらず、ダンプカーなどの鍵は挿したままでしたが、これまで30年間農機具がなくなることは
なかったため繁田さんは盗まれたと判断。24日に警察に被害届を提出しました。
いったい誰が…
繁田琢也さん:「小さい耕運機だが、先月父親が新品で買ってまだ1回も使っていないやつなんですけど。これよりちょっと大きくてこれぐらいかな…」
林輝彦アナ(持ち上げて):「えっ、これより重いんですか?」
繁田琢也さん:「1人で持てるものもあるし、コンプレッサーっていう圧縮空気を貯めるタンクとかは、僕でも持てないものなので、1人じゃ無理じゃないかなって思います」
一体、誰が何のために…。来月からは二番茶の収穫が本格化します。
繁田琢也さん:「この子たちは一生懸命生きて美味しいお茶になろうとしているので、それをストップさせないように、めげずに働いていかないといけない。犯人が捕まって、物もあって、持ってった状態のまま戻ってきてくれたら本当に嬉しいですね」