【映像版】名人戦おやつコンテスト 「私が勝手に応募した」

 史上最年少記録がかかった藤井聡太六冠と4連覇を目指す渡辺明名人。2人が対局する「名人戦」第2局が4月27、28の両日、静岡市で開催されます。静岡市ではこの名人戦と5月にある囲碁のタイトル戦で、棋士に振る舞われるお菓子を決める「おやつコンテスト」が開催されています。

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【映像版】名人戦おやつコンテスト 「私が勝手に応募した」

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 応募総数は、和菓子部門で15品、洋菓子部門で10品。市民投票でそれぞれの上位4品が、おやつ候補に。そして対局当日、棋士がその中からおやつを注文することになります。そんな、栄誉ある「おやつ」に名乗り出た店舗の一つが、静岡市駿河区にある「カクゼン桑名屋」です。

カクゼン桑名屋 市川有咲さん
「「8の字」は静岡市民に80年以上前から愛されているソウルフードです。小麦粉、砂糖、卵とシンプルな材料で作っていて、優しい味わいが特徴。初めて食べた方でもどこか懐かしさを感じる焼き菓子」

 静岡で昔から親しまれてきた名物「8の字」で、和菓子部門にエントリーしました。

実は今回の応募にはこんな裏話が…。

カクゼン桑名屋 市川有咲さん
「静岡市からお知らせをもらって、こんな光栄なことはないと思って、勝手に私が応募した。後日、会社内に応募したということを報告した」

“事後報告”ではありましたが、会社も名人戦で食べてもらい「8の字」をもっと知ってもらいたいと後押しし、無事、了承されたということです。

カクゼン桑名屋 市川有咲さん
「まずは藤井六冠と渡辺名人が本調子で勝負に臨むことができるように祈っているが、勝負のおやつに選んでもらえたらうれしい。末広がりで縁起にいいお菓子としてお祝い事や贈り物にも使われる「8の字」で、ゲン担ぎをして勝利を収めていただきたい」