街に元気と笑顔を!美容学校でフェースシールドファッションショー

新型コロナの影響で 打撃を受ける地域を元気にしようと、静岡市の美容学校でコロナ禍ならではのファッションショーが開かれました。

画像: 街に元気と笑顔を!美容学校でフェースシールドファッションショー youtu.be

街に元気と笑顔を!美容学校でフェースシールドファッションショー

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静岡市の池田美容学校。ヘアスタイリングを中心に美容の技術を学ぶ専門学校です。今回開かれたファッションショーの主役。それは…この「フェースシールド」。1年の佐藤莉那さんがデコレーションしたフェースシールドを学校に着けて行ったことがきっかけでした。

●1年 佐藤莉那さん(19)
「自分のって分かりやすくしたくて、無地だとつまらなかったから 可愛くなった方がいいかなって思って作りました。みんなでこれを着けて元気になる、笑顔になれるならみんなも作ろうって言って」

今年は新型コロナの影響で自粛期間中は実技の授業ができず、毎年実施されていたヘアカットのコンテストなど恒例行事も軒並み中止になりました。
活力を失いかけた学校に元気を取り戻そうと企画されたのがこのファッションショーです。

●池田直史副校長
「何か学校としても、生徒に対してもいい思い出ができないかなって思いもありまして、初めて校内でステージを作ってショーをやろうと」

手掛けたおよそ100枚のフェースシールドは市内の幼稚園や福祉施設などに寄贈されます。口元が覆われるマスクではなく表情が見えるおしゃれなフェイスシールドで笑顔になってもらいたいと願いが込められた作品たち。遂にお披露目の時間です。

●1年 池谷蘭夢さん(16)
「子どもの好きそうなバスとかいろんな車を並べて、保育者さん目線でも幼稚園児とか子ども目線でも楽しめるような イメージで作りました」

●2年 松田愛理さん(21)
「みんな知っているようなのを描きたくて、 富岳三十六景と赤富士を2つ合わせて作れば、何かしら反応してくれるかなと思って書きました」

最後のフリースタイル部門。遊び心溢れるデザインに観客は釘付けです。

●学校法人勢至学園 横内幼稚園 山田浩子園長
「フェイスシールドって顔を覆ってしまうので 着けにくい感じがあったけど、すごく可愛くて素敵で、これならフェイスシールド着けても子どもたちも喜ぶだろうなって、私たちもぜひ着けてみたいと思った」

●特別養護老人ホーム麻機園 芦口益枝介護支援専門員
「とにかく見て楽しんでいただける、 そしてコミュニケーションも取れるというところで、みなさんの思いが伝わるような気持ちで勇気づけられた」

笑顔が溢れたステージ。初の試みは大成功です。

●1年 佐藤莉那さん(19)
「今コロナでみんな暗くなっちゃってどこにも遊びに行けないけど、こういう可愛いフェイスシールドしたりして、 少しでも笑顔が増えたらなって思います」

学生たちの前向きな姿が地域に笑顔と勇気を与えてくれます。