【新型コロナ】静岡県98人感染…浜松市は過去最多の38人 静岡市と湖西市で新たなクラスター
静岡県内では14日、新たに98人の感染が判明しました。金曜日としては、1月8日の92人を上回り過去最多です。自治体別では浜松市が38人と最も多く、次いで湖西市が16人です。さらに静岡市が15人、磐田市が6人などとなっています。
浜松市は2日連続で過去最多を更新 過半数が30代以下の若い世代
浜松市の38人は、前日に続き2日連続で過去最多を更新しました。このうち1人はクラスターが発生した東区の浜松労災病院関連で、高齢の男性患者です。これで関連の感染者は22人となりました。年代別にみると、未成年から30代までの感染者が20人と、若い世代の感染者が半数以上を占めています。市は感染者の傾向として、家庭内での感染が拡大しているとして濃厚接触者の特定を急いでいます。
静岡市と湖西市で新たなクラスター ともに「カラオケ」
静岡市葵区のカラオケカフェでは、14日までに客と従業員あわせて6人の陽性が判明し、新たなクラスターに認定されました。
湖西市では12日にクラスターに認定された店とは別のカラオケを伴うスナックで6人の陽性が判明し、新たなクラスターに認定されました。
変異ウイルス陽性は、静岡市で14日に新たに2人判明したほか、政令市以外では13日までの1週間であわせて88人に上りました。変異ウイルス陽性は、これで県全体で379人で、変異ウイルス陽性率は92・5%に上っています。
14日までの1週間の新規感染者は人口10万人あたりで15・1人に上昇しました。病床使用率も西部が49・4%に上がり、県全体でも32・0%とひっ迫が続いています。
連休明けからの急速な感染拡大に県は。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「今回は県内全部の地域でほぼ9割が変異株に置き換わっている状況が、まず違います。感染が伝播すれば、西部と全く同じことが中部・東部でも起これば全県的になりますので、極めて急速かつ大きな感染の拡大になる。ぜひ、みなさんが注意をしていただいて、なんとかこれからの5月後半を感染拡大のブレーキがかかるようにおすごしいただきたい」