南伊豆町の精神科病院での看護職員の2つの行為が精神保健福祉法に抵触 改善計画書の提出を求める 静岡県
静岡県南伊豆町の精神科病院「ふれあい南伊豆ホスピタル」で、看護職員らによる患者への不適切な行為が明らかになった問題で、静岡県は12日実地指導の結果を公表しました。
県と加茂保健所は去年12月末から3月22日まで計7回病院への立ち入り調査に入り、病院職員や患者に聞き取りなどを行いました。
その結果、看護職員の2つの行為が精神保健福祉法に抵触するとしました。
それによりますと、60代の女性准看護師が70代の女性入院患者の 口元に粘着テープを貼ったこと。
60代の女性看護補助が病棟の廊下で70代の女性入院患者の排泄介助を行ったことが入院患者の尊厳を傷つける行為で、不適切であるとしました。
不適切行為を行った2人の看護職員は今年1月に既に退職しているということです。
県は病院に対し改善計画書を4月28日までに提出するよう求めていて、今後は事前の予告なしに立ち入り調査に入ることも検討しているということです。