いじめの調査結果を学校側は公表せず 浜松市の女子中学生誘拐事件
3月に浜松市の女子中学生が誘拐され死亡した事件で、学校側は少女が受けていたいじめの調査結果について、公表しない方針を改めて示しました。
この事件では当時、中学校3年生だった少女(当時15)が3月15日に行方不明になり、その翌日に天竜区のキャンプ場で遺体で見つかりました。一酸化炭素中毒による自殺とみられています。
遺族は少女が中学校でいじめを受け不登校になったことが背景にあるとして、学校が前々年に行ったいじめの調査結果を4月12日までに公表するよう求めていました。
学校側の弁護士によりますと、関係者が影響を受けやすい年齢であることなどから5日に公表しない方針を一度示していましたが、今回も同様の理由で公表しないということです。遺族は当時の調査で、いじめが認定されていたと主張しています。
少女を誘拐した罪で起訴されている男(33)は、自殺を手助けした疑いで再逮捕されています。