【高校野球静岡大会】磐田南-桐陽 仲間に支えられて迎えた最後の夏
磐田南にはチームメイトへの感謝を胸に、最後の夏に臨む選手がいます。第5シードの桐陽と対戦しました。
磐田南の加藤大喜選手(3年)。去年の冬に精神的なストレスで集団生活が難しくなり、チームから外れて1人で練習に取り組みました。野球を辞めることも考えましたが、チームメイトの支えもあり、壁を乗り越えて最後の夏を迎えます。
初回、ランナー1塁で加藤選手の第一打席でライト前ヒットを放ちます。今大会、打率6割を超える加藤選手。しかし、あとが続かず無得点に終わります。
シード校・桐陽に5点をリードされた磐田南。8回、1アウト2塁1塁で打席には加藤選手。支えてくれた仲間への恩返しとなる右中間への2ベースヒット。この試合、初めての得点でチームを勢いづけます。
最終回も粘りを見せる磐田南は2アウト3塁、2塁で1番・水上選手。しかし、見逃し三振で反撃もここまで。
苦しさを乗り越え、仲間と迎えた最後の夏が終わりました。
【結果】 磐田南 2-5 桐陽
磐田南高校 加藤大喜選手(3年):「チームメイト、3年生、下級生に支えられてここまでこられたと思います」