子どもの感染増加で放課後児童クラブも警戒 黙食を徹底「危機感ある」
静岡市にある市立清水三保第一小学校。授業終了後、学校の空き教室を利用して活動しているのが放課後児童クラブです。
共働きなどで保護者が日中、家にいない子どもたちの拠り所となっています。
こちらの児童クラブを利用しているのは小学1年から6年まで、およそ40人。
担当者は県内で相次いでいる子どもの感染に警戒を強めています。
三保第一児童クラブ 川口てるみ主任:
「やっぱり怖い。いつ私たちのところに近づいてくるかもしれないという危機感はいつも感じている」
マスクの着用や手洗いといった基本的な感染対策に加え、空気清浄機を設置。
しかし、子どもならではの対策の難しさを口にします。
三保第一児童クラブ 川口てるみ主任:
「児童クラブは、帰ってくると解放感がある。また床なので、プロレスではないが、とにかく触る、ひっつく、抱き合う、それから密接、それは否めない。なので、離れなさいということを言うが遊びに夢中だと、それがなかなかいかない」
特に低学年の児童には繰り返し注意事項を伝えていると言います。施設では子ども特有の感染リスクと向き合う中、できる限りの対策を講じています。
アナウンサー「授業を終えた子どもたちが児童クラブに入ってきた。そして入り口では検温が行われています」
去年までは1つの教室で全員が過ごしていましたが、今年度からは密を避けるため、教室を2つに分けて活動しています。さらに…。
おやつの時間の呼びかけ:
「いつものお約束です。マスクを外している時、おやつを食べている時、その時はおしゃべりはしません」
アナウンサー:
「午後2時半です。おやつの時間になりました。本来であれば友達とにぎやかな様子でおやつを食べているんですが、その光景とはまるで変わって静かに食べています」
「おやつの時間」は黙食を徹底。グループごとに食べる時間を分けて、同じ時間に食事をする人数を減らしています。
小学生:
「(Q黙食はどうですか?)ちょっと寂しい。しゃべっておやつを食べたい」
小学生:
「ちょっとつらい。(Qどんなところが?)しゃべれないところ」
三保第一児童クラブ 川口てるみ主任:
「遊んでいてマスクが外れるのは、仕方がない。でもその時に私たちが『マスクをしなさい』ではダメ。子どもは『なんで?』となってしまうので、だから『これをしないと自分を守ることができない、友達を守ることもできない』という説明を繰り返し繰り返しするしかない」