高齢者の交通死亡事故が急増 秋の全国交通安全運動で注意呼びかけ 静岡市
県内では今月に入って交通死亡事故が急増し特に高齢者の割合が高くなっています。週明けから始まる秋の全国交通安全運動を前に注意を呼びかけました。
静岡市葵区の駿府城公園では、21日から始まる秋の全国交通安全運動の出陣式が行われました。
今回は「子どもをはじめとする歩行者の安全」や「高齢ドライバーの安全運転」を重点に置いています。
サークル活動などで地域の交流の場をつくるシニアクラブの役員も初めて参加しました。参加者は、運転を体験できるシミュレーターで運転技術や動体視力を診断しました。
県老人クラブ連合会 シニアクラブ静岡県役員 遠藤耕輔さん:
「もうね81(歳)だから瞬発力が少し鈍っていると思いますよ。早めにライトを付けてね、夕方は、進行するという形にしたい」
県内では今月に入ってから交通死亡事故が10件と多発しています。去年同時期4件、特に、高齢者が歩行中に死亡する事故が多いということです。
県警本部交通部 交通企画課 田原伸彦管理官:
「ドライバーの皆さんには特に年配の方を見かけたらアクセルを緩めていただいて、歩行者に対して道を譲るというところでお願いしたいと思います」
日没が早くなる秋は高齢者の事故が増える傾向があることから、警察は
夕方以降に外出する際は明るい色の服を着て反射材を身に着けるよう 呼びかけています。
秋の全国交通安全運動は、30日までの10日間です。