全国高校野球選手権2回戦 浜松開誠館は強豪南北海道の北海高校と対戦 父親のリベンジに燃える双子の兄弟が先発
心配された天候もなんとか持ちこたえた甲子園。
今大会甲子園初出場の浜松開誠館は全国最多・夏の甲子園40回出場の南北海道代表、北海と対戦しました。
開誠館は4番ライトに本多駿、6番レフトに本多優。
双子のきょうだいが先発しました。
二人の父、本多和幸さんにとって北海高校は、高校3年のとき敗れた相手。
Q.息子2人揃って先発だが、どうか?
本多兄弟の父親 本多和幸さん:
「もう感無量/思う存分、力を発揮してくれたらと思う。」
浜松開誠館は4回、先頭バッターは本多兄弟の弟、4番・本多駿。
本多兄弟の父親 本多和幸さん「伸びろ~伸びろ~」
本多駿の甲子園初ヒットでノーアウト2塁のチャンスを作ります。
その後、本多はワイルドピッチで3塁に進むと打席には5番・吉松。
本多駿がホームに帰り、開誠館が先制に成功します。
1点リードのまま迎えた7回ウラ。
開誠館は1アウト満塁のピンチを迎えます。
ここで北海に、サードに強い当たりを打たれ、この間にランナーが返り、1対1。
同点に追いつかれてしまいます。
しかし開誠館は8回。
ヒット2本で2アウトながら1塁3塁のチャンります。
ここで、4番・本多駿
本多兄弟の父親 本多和幸さん「駿 行けー」
本多がしぶとくライト前にはじき返し、開誠館、再びリードを奪います。
Q(甲子園で)これだけ躍動している姿を見てどうか
本多兄弟の父親 本多和幸さん「本当に嬉しい。ありがたい。」
しかしその裏、開誠館は1アウト2塁のピンチを作られると
センター前にタイムリーを打たれ、追いつかれてしまいます。
そして9回ウラ。
1アウト2塁のピンチで…。
浜松開誠館、悔しいサヨナラ負け。
県勢5年ぶりのベスト16進出はなりませんでした。
試合後に
本多駿さん:
「親が高校3年のときに負けている高校なので、自分はリベンジという感じでとても北海高校との対戦ワクワクしていた。」
Q.ご自身のバットから先制点が生まれたが、その時の気持ちは?
「4番に使ってもらえたので、そのまま役割を果たせてよかったと思う。」
Q結果的にサヨナラ負けになってしまったが、今の思いは?
「結果的にまけてしまったが、同級生と甲子園に初出場でやれたのはとてもたのしかったと思っている。」
Q兄(優さん)ともスタメンになって、父を甲子園に連れて行くことができて、どんな高校三年間だった?
「長い間一緒に野球をやってきた仲なので、最後甲子園に立って一緒にプレーできたのはとてもうれしかった、良い思い出になった/親が立てなかった甲子園に、自分がプレーしているのを親にとってもいいことかなと思う。」