20年前はどんな年… 静岡県内各地でコロナ禍の門出 新成人の描く夢とは…

きょうは成人の日です。県内でも3連休の中日のきのう、成人式が開かれました。コロナ禍で迎えた門出、未来を担う新成人たちはどんな夢を描くのか。各地で聞きました。

新成人の生まれた20年前はどんな年?

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20年前はどんな年… 静岡県内各地でコロナ禍の門出 新成人の描く夢とは…

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磐田市 ヤマハスタジアム きのう
「成人バンザイーイ!」

 ただ磐田市だけは2年連続で式典を見送り、ヤマハスタジアムを「新成人再会の場」として開放する新しい形での成人式となりました。新成人や保護者たちはスタジアムを背景に記念写真を撮影するなど、久しぶりの再会を楽しんでいました。

 コロナ禍の始まりとともに高校を卒業し、学びや仕事でコロナに翻弄され続けてきた今年の新成人は、2001年4月2日から2002年4月1日までの間に生まれました。
 20年前のこの年、当時の皇太子殿下と雅子さまに長女「愛子さま」が誕生。今年の新成人と同学年となる愛子さまも、成人皇族になられました。

小泉純一郎総理大臣(当時):「改革なくして成長なし」

 政界では、「変人」と呼ばれた小泉純一郎氏が総理大臣に就任。小泉改革が始まりました。国民の高い支持を受けた小泉内閣は、参院選で圧勝。
 この参院選と同じ日に行われた静岡空港が最大の争点となった知事選。現職の石川嘉延氏が、水野誠一氏らを破り3選を果たしました。
 また県内では、袋井市にエコパスタジアムが完成。2002年サッカーワールドカップの会場としても使用されました。

県内各地の新成人が今思うことは…

あれから20年。今年の県内の新成人は3万4671人で、前の年に比べて1023人減少しています。県内で最も新成人の人数が多いのは浜松市の7540人。最も少ないのが川根本町の34人。次に少ないのが南伊豆町の38人です。

 今年も去年に続き新型コロナの影響を受け、時間や会場を分ける「分散開催」や式典の様子を「動画配信」する自治体も多くありました。

 焼津市では去年「ドライブイン方式」での成人式でしたが、今年は2年ぶりに会場での対面形式に戻り、開催されました。一方、浜松市浜北区の会場では会場周辺で、車に箱乗りする新成人とみられる男性らが。

会場の人:「やめなさい!あんたたち」

 大声を出しながら、轟音をならし、走り去っていきました。

 また去年7月、土石流の被害を受けた熱海市では新成人らが、義援金を集めました。

新成人 女性:「避難場所で生活している人もいると思うので、そういう方の少しでもエネルギーになったらいい」

 コロナ禍という困難な時代にハタチを迎えた新成人たち。そんな新成人たちが未来に向け、いま思うこととは・・・。

新成人(浜松市):「私は医療系の学校に通っているのでコロナの脅威を身近に感じる機会が多くて、患者の家族も同じくらい不安とか恐怖を抱えていると思うので、患者の家族にも寄り添える看護師になりたい」

新成人(焼津市):「私の将来の夢は小学校の教師になることなので、この焼津市で小学校の教師になることが夢。やはり子どもの成長を見れるというのが良いところだと思う」

新成人(富士市):「自分の父親のような父親になれることを目標にしているので頑張りたいと思う。優しいところもそうですし、きちんと仕事をしていて何不自由なく暮らしているのがすごいと思う。そういう大人になっていきたいと思う」

新成人(磐田市)女性:「(いまは)遠距離だがちょこちょこ連絡をとりあいながら」
        男性:「末永くこのままいきたいなと思っている」

Q:ゆくゆくは将来的な(結婚の)話は?

        男性:「全然話してはいないが…。ゆくゆくは」