新東名で事故、救助に駆け付けた男性の車を奪う 37歳の男に実刑判決 静岡地裁
静岡県島田市の新東名高速道路で、事故の救助をしてくれた男性の車を盗んだ罪などに問われた男に対し、静岡地裁は28日、懲役3年6カ月の判決を言い渡しました。
判決よりますと、住所不定で無職の37歳の男はおととし12月、島田市の新東名高速下りのトンネル内で追突事故を起こした際、後ろを走っていて救助に駆け付けてくれた男性のワゴン車を盗みました。また、男が事故を起こした高級車も、千葉県柏市の駐車場から盗んでいました。
判決で静岡地方裁判所の林田海裁判官は「計画的かつ悪質な犯行で、損壊した高級車は弁償されておらず、被害額が大きい」と指摘。一方で「ワゴン車は返却されており、被害者と示談が成立している」として、男に懲役3年6カ月の判決を言い渡しました。