政府方針「原則クーポン」から一転「現金一括」「18歳以下への10万円相当の給付」をめぐり翻弄される各自治体 静岡・島田市「年内一括は間に合わない」
13日、18歳以下への10万円相当の給付をめぐって岸田総理は―
岸田総理:「年内からでも先行分の5万円給付と合わせて10万円の現金を一括で給付する形で今回の対策の内容を実行する。こうしたことも選択肢の1つとしてぜひ加えたいと私は思っています」
岸田総理の発言は「原則クーポン」というこれまでの方針を一転させた形で、今後、現金一括での支給を選択する自治体が相次ぐ可能性があります。
すでに県内では静岡市や浜松市の両政令市をはじめ、沼津市や長泉町など12市町が全額現金で支給する方針を明らかにしています。きょう時点で対応を未定とする自治体は14市町です。
突然示された新たな方針について、県内で最も早く全額現金で支給すると表明した島田市の担当者に聞いてみると…。
島田市の担当者 :「島田市では今週17日に1回目の給付を予定していて一括の振り込みは作業が間に合わない。先週だったら間に合ったかもしれないが…。現金なのか、クーポンなのか、自治体任せではなくて国が方針を固めてから発信してほしい。このタイミングで言われても、どこの自治体も間に合わないのではないか」