川勝知事「第6波始まった」レベル2に引き上げ 臨戦態勢「まん延防止もちゅうちょせず」
川勝知事:
「本県においても大規模接種会場を設置する。大規模接種会場は追加接種の時期を迎えた全ての県民が対象」
県中部と伊豆地域のあわせて4カ所に大規模接種会場を設置すると表明しました。
静岡市のもくせい会館では、今月26日から予約を開始し、31日から接種をスタートさせるということです。
また、県東部と西部にも、4月以降に県の大規模接種会場を開設する方針です。
さらに知事は「静岡県でも第6波が始まった」と明言しました。
川勝知事:
「年末年始の人々の活発な行動が影響していると思う。これをきっかけに感染の第6波が始まっているという認識。今回のオミクロン株は感染スピードが極めて早い。きょうから評価レベルを1から2に引き上げる。」
県内の感染状況は、きょうから、国の5段階の評価基準で、上から3番目の「レベル2」に引き上げられました。
すでにレベル2となっている沖縄県・山口県・広島県には、まん延防止等重点措置が出されています。
川勝知事:
「今後さらに感染が拡大し医療提供体制がひっ迫した場合は、まん延防止措置あるいは緊急事態宣言の適用を国に躊躇なく要請する。機動的、常に先手を打った対応を行い、本県の対策に万全を期していく」
「先手を打つ」という川勝知事。知事肝いりのあの政策の中止も発表しました。
川勝知事:
「県内観光事業を応援する観光促進事業『今こそしずおか元気旅2』に関して、これ以上の感染拡大を防止するため、積極的な旅行促進を避ける観点から本日、県内がレベル2になったことにより、静岡県民に対する新規予約割引を1月12日以降停止する」
きょうから再開されたばかりの県独自の観光キャンペーンを、あすから予約停止にするというのです。
川勝知事:
「(Q元気旅だが、事業再開からわずか1日で新規予約が停止となった。このことについて観光業者で期待していた方も多かったと思うが?)我々はこれは感染力が非常に強いという客観的な事実に基づいて、いわば先制攻撃といえばおかしいが、やるべき事柄をやらなければならないということになって、従って申し訳ないが、元気旅はできないということ。予測を誤ったくらい急速なオミクロン株の拡大は、我々を驚かせている。誠に申し訳ないが、事情を考慮して協力してほしい」
ただ、キャンペーンはすでにきょうから始まっていて、予約はあすから停止されますが、これまでに予約された分は有効だということです。