放火殺人事件で捜査本部 遺体は男性で焼死と判明…背中や腹など上半身中心に複数の刺し傷 静岡・掛川市

 静岡県掛川市の集合住宅の一室が全焼し、焼け跡から遺体が見つかった事件で、遺体は男性で焼死と分かりました。警察は14日、放火殺人事件として捜査本部を設置しました。

画像: 捜査本部の会見

捜査本部の会見

 12日午前、掛川市下西郷にある集合住宅の5階の一室が全焼する火事があり、トイレ付近から遺体が見つかりました。火事のあと、この部屋に一人で暮らす31歳の会社員の男性と連絡が取れておらず、警察は遺体がこの男性とみて捜査を続けています。

 捜査関係者によりますと、遺体には何者かに刺されたとみられる複数の傷があり、背中や腹など上半身に集中していたということです。

 また、司法解剖の結果、死因は火災による焼死だったことが新たにわかりました。警察は、身元の特定を急ぐとともに、容疑者の行方を追っています。