JR東海・金子社長「引き続き検討を進めていく形に」 大井川の水問題 静岡県の専門部会の厳しい指摘に…

リニア中央新幹線の建設促進期成同盟会に静岡県が加盟した事について、JR東海の金子社長は「申し上げる立場にない」としたうえで「静岡県がどのように対応するか注目したい」と話しました。

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JR東海・金子社長「引き続き検討を進めていく形に」 大井川の水問題 静岡県の専門部会の厳しい指摘に…

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JR東海
金子慎 社長:「私たちは期成同盟会のメンバーそのものではないので、会の運営に携わっているわけでもないので、何とも申し上げる立場にはありません。この後どういう動きをされるか、静岡県もどのように対応されるか、私たちも注目していきたい」

 県の期成同盟会入りは「現行ルートでの整備を前提に県内の課題解決に取り組む」として、川勝平太知事が申請し7月14日付けで認められました。JR東海の金子慎社長は期成同盟会入りの正式決定後初めての会見で、今後静岡県の対応を注視する考えを示しました。

 またきのう20日、JR東海の説明に批判が相次いだ大井川の水問題に関する県の専門部会の話についても、質問が上がりました。会議では田代ダムの取水を制限して大井川に還元する案について、データが冬場の渇水期を考慮しておらず、東京電力との水の利権における法律上の課題もクリアしていないとして「議論をするに値しない」との指摘が相次ぎました。

金子慎 社長:「引き続き検討を進めていく形になります」

Q:東電とデータのやり取りなど、田代ダムに関する調整はどの程度進んでいる?

金子慎 社長:「(東京電力と)何かそういう今の段階で、細かなやりとりをしているわけではありません。(専門部会の)リクエストにお答えできるように、東電とも相談して対応していきたいと思います」