マダニにかまれ重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染か 高齢女性、農作業中にかまれたか…静岡県5例目

 浜松市は31日、マダニにかまれたことによる感染症患者が確認されたと発表しました。

画像: マダニ 静岡県提供

マダニ 静岡県提供

 浜松市によりますと、30日、高齢女性が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染したと医療機関から保健所に届け出がありました。女性は菊川市での農作業中にマダニにかまれて感染したとみられていて、現在は入院しています。

 この感染症はウイルスを持つマダニにかまれることで感染し、発熱や全身の倦怠感、下痢などの症状があり、重症化すると死亡することもあります。静岡県内で感染が確認されたのはこれで5人目です。

 マダニは暖かくなるこれからの季節に発生しやすくなることから、市は畑や草むらに入るときは長袖や長ズボンを着用し、肌の露出を減らすよう呼び掛けています。