豚熱発生の宮城県の養豚場で採取した精液で人工授精 静岡県初の豚熱の防疫措置 メス豚84頭を殺処分に 袋井市と森町
宮城県の養豚場で豚熱が発生したことを受け、この養豚場で採取された精液で人工授精した静岡県内のメス豚84頭が殺処分されます。
殺処分の対象となるのはいずれもメス豚で、袋井市の養豚場の77頭と森町の養豚場の7頭のあわせて84頭です。県によりますと、84頭は豚熱の感染が確認された宮城県の養豚場から購入した精液で人工授精しました。84頭に豚熱の症状は確認されていませんが、2つの養豚場では出荷を停止。県は25日夜、緊急の会議を開き、国の防疫指針に基づいて84頭を豚熱の疑似患畜と認定し、殺処分すると決めました。静岡県内で豚熱の防疫措置が取られるのは初めてだということです。