校歌斉唱はなく、来賓は30人から2人に制限 小学校で入学式 静岡市
静岡市の小学校では、感染症対策をしながらコロナ禍で2度目となる入学式が開かれました。
71人が入学する静岡市駿河区の森下小学校では、ピカピカのランドセルを背負った新入生たちが元気に登校しました。
記者:ランドセル自分で決めた?
新入生の女の子:「うん、決めた」
記者:どうしてその色にしたの?
新入生の女の子:「お母さんがランドセル赤だったから」
原川朋華記者:「静岡市の小学校では入学式が行われ、記念写真の列がずらっと続いています。そしてこちらでは新型コロナ対策のため健康観察票の提出を呼びかけています」
1家族1人までとする小学校もありますが、森下小学校では出席する保護者の数を1家族2人までとしました。
父親:「この子自身も入学式のときに家族2人いて、来てくれてよかったなっていうのは心に残ると思うので、とてもありがたい」
午前9時過ぎ、手はつなぎませんでしたが、6年生のお兄さん、お姉さんに優しく誘導され、新1年生が入場しました。去年の式には在校生は出席せず、6年生の誘導もなかったということです。
式典は様々な新型コロナ対策を講じて、行われました。これまでは、児童たちが教室で使っているイスを使用していましたが、接触のリスクを減らすため、会場にはパイプイスが並べられました。新入生たちは少し大きなイスに間隔を開けて座りました。毎年30人を上回る来賓の人数も今年は2人に制限。校歌斉唱もなく、代わりに録音された校歌が流されました。
式では教科書の贈呈や担任の先生の発表が行われ、新入生たちはこれから始まる学校生活に期待を膨らませていました。
記者:お友達何人作りたい?
新入生男子:「12人くらい」
記者:学校で楽しみなことは?
新入生女子:「お兄ちゃんと一緒にここに来ること」
記者:がんばりたい勉強は?
新入生男子:「音読(本読み)」
森下小学校ではあす8日から授業が始まるということです。