「フットブレーキを使いすぎた」運転手の男性が新たに供述 小山町観光バス横転死亡事故
静岡県小山町で観光バスが横転し乗客1人が死亡した事故から13日で1カ月。運転手は「フットブレーキを使いすぎた」と供述し、それによってブレーキが利かなくなるフェード現象については「習ったが忘れていた」などと説明をしていることが新たに分かりました。
先月13日、小山町須走で観光バスが横転し女性客1人が死亡しました。
捜査関係者によりますとバスの運転手は警察の調べに対し「普段、道路を走るのと同じ感覚でフットブレーキを使いすぎてしまった」と話し容疑を認めていることが新たに分かりました。
警察のこれまでの調べでバスは制限速度の3倍にあたる時速およそ90キロでのり面に乗り上げ横転したことが分かっています。
また、バスの検証ではブレーキ周りの部品に焼けた痕があったことからフットブレーキの使い過ぎでブレーキが利かなくなる「フェード現象」が発生し、事故が起きたとみられています。
運転手は「フェード現象を習ったことはあるが忘れていた」という趣旨の説明をしているということです。
この事故では乗客1人が死亡したほか11日までに重傷者11人軽傷者16人が確認されています。