なぜ? 静岡駅前の地下駐車場「エキパ」浸水被害でいまだ使えず
静岡市交通政策課 笹谷昭仁主査:「今までに経験がなかった。この規模で駐車場を閉めるというのはエキパができてからなかったと思う」
「エキパ」はJR静岡駅や市街地に近い利便性が売りで、400台を収容可能。昨年度は25万2600台の利用がありました。今回に限って、なぜ影響を受けたのでしょうか。
静岡市交通政策課 笹谷昭仁主査:「こちらが車を止める駐車スペースになっています。地下1階に入庫口があって、そこに車を移動させるコンテナがあります。その水が隙間をつたって下に落ちてきた形になります」
当時、大雨によって駅前の地下通路でも浸水被害が起きました。
通路は「エキパ」の待合室とその先にある車の入庫口にもつながっていて、水は地下2階の駐車スペースまで入り込んだといいます。
静岡市交通政策課 笹谷昭仁主査:「この斜面を川が流れるように水が流れてきまして、ここが浸水したという形になります」
当時、地下通路は15センチから20センチほどの高さまで水に浸かったといいます。土のうを設置して応急対策を講じましたが、これまでに経験のない浸水被害で、電気設備の故障を防ぐことはできませんでした。
静岡市交通政策課 笹谷昭仁主査:「短時間に多くの雨が降ったことで地下街からの流入が増えた。これが一番大きな原因ではないかと考えている」
現在、詳しい故障の原因を調査するとともに、早ければ来週の営業再開に向け、復旧作業を進めています。
静岡市交通政策課 笹谷昭仁主査:「電気(系統)の確認、あとは水に濡れたというところもあるので、完全に乾燥する時間をある程度取らないと、また同じような事故につながってしまうと考えているので、ちょっと時間がかかってしまう。丁寧に見てお客様に迷惑がかからないような状況にしてから全復旧したいと考えている」