参院静岡補選・鈴木氏「自民党は反省なければ変わらない」 唯一の女性候補 男女の賃金格差解消など訴え

参院静岡補選には届け出順に、自民党の若林洋平氏、無所属の山崎真之輔氏、共産党の鈴木千佳氏が立候補しています。

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共産党の鈴木千佳氏は16日、浜松市から活動をスタートさせました。ここまでの選挙戦は街頭演説が中心です。

共産党・鈴木千佳氏(50):「岸田内閣、自民党がいくら今度の総選挙、新しさをアピールして変えますと言っても今までやってきた政治に対して反省がなければ中身が変わりません。岸田さんの顔をめくれば裏には安倍さん、菅さんの顔が現れている。もう見えているのではないでしょうか。皆さん、命を守ることが政治の一番の仕事です。8月だけで全国で250人の方がコロナで、自宅で亡くなっている。政治による人災ではないでしょうか」

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鈴木氏は今回の参院補選で唯一の女性候補。ジェンダー平等社会を掲げ、男女の賃金格差解消や選択的夫婦別姓の実現を訴えます。さらに、一貫して主張しているのがリニア新幹線の建設中止です。

共産党・鈴木千佳氏(50):「リニア新幹線問題でも岸田総理は推進派です。総理になってすぐに斉藤国交大臣にリニアの建設を進めろと指示を出しました。しかし、6月の県知事選挙で私たち静岡県民は大井川(流域)の62万人の命の水を奪い、南アルプスの自然を壊すリニアの建設は見直し中止としっかり示しているにも関わらず、そうした県民の声を無視して一方的に建設を進める。こうした自民党政権のやり方はおかしいのではないでしょうか」

支援者男性:「頑張ってもらいたいな」
鈴木氏:「今コロナなのでこれで(肘タッチ) 頑張りますね」
支援者男性:「頑張ってください。応援します」
鈴木氏:「頑張ります」

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県知事選の結果はリニア工事に対する反対の声の表れだとする鈴木氏。
相手候補である山崎氏のもとに川勝知事が応援に入っていることについて問われると―

共産党・鈴木千佳氏(50):「私たちはリニア問題についても県知事選でも川勝知事を一緒に応援してきたので、それに山崎さんについては敵対していることではなくて野党共闘で政権交代する流れのなかでの補選ですのでそれぞれの立場で訴えていくということだと思います」
「(リニアで山崎さんとの違いはある?)私たちは建設中止ということをはっきりと主張しているということです」

これまでに若林氏と山崎氏には党首が応援に入っている一方、鈴木氏のもとに志位委員長が応援に入る予定は今のところないということです。

共産党・鈴木千佳氏(50):「浜岡原発の問題も岸田内閣は推進派です。誰もが自分らしく生きられる社会へどうか日本共産党の鈴木千佳に託してください」

鈴木氏が選挙に臨む際に必ず身に着けているのが数字の9のペンダント。母親の出身地でもある長崎県で核兵器廃絶の世界大会に参加した際に購入したといい、憲法9条を絶対に守るという意思表示だといいます。

共産党・鈴木千佳氏(50):「今、安保法制の廃止をという一点で市民共闘、それを廃止する政府を作ろうっていう合意も勝ち取っていますので憲法を守るというところで大きな協働が作られているなと思っています」