殺意否認の被告に懲役20年の判決…静岡・三島市の繁華街殺人 裁判長「 強固な殺意」と指摘 静岡地裁沼津支部

 静岡県三島市で3月、知人男性を殺害した罪などに問われた男に、静岡地裁沼津支部は懲役20年の判決を言い渡しました。

画像: 殺意否認の被告に懲役20年の判決…静岡・三島市の繁華街殺人 裁判長「 強固な殺意」と指摘 静岡地裁沼津支部

 住所不定無職の39歳の男は3月7日の早朝、三島市で知人の当時32歳の男性を刃物で刺して殺害した罪などに問われました。

 これまでの裁判で、被告は「殺意をもってやったわけではない」などと、起訴された内容の一部を否認していて、弁護側も傷害致死罪にあたると主張していました。

 17日の公判で地裁沼津支部の菱田泰信裁判長は、「強固な殺意に基づく極めて危険性が高い犯行で、結果は重い。反省の態度もみえない」などとして懲役20年の判決を言い渡しました。