交際女性の首を素手で絞めたか 強盗殺人で逮捕の男を殺人罪で起訴 静岡地検
静岡市の女性に対する強盗殺人容疑で逮捕された元交際相手の男を、静岡地検は3月31日に殺人罪に切り替え起訴しました。また、男が素手で女性の首を絞めて殺害したとみられることが新たに分かりました。
関係者によりますと、起訴された那覇市生まれの無職の男(36)は、およそ10年前関西方面でホストをしていたといいます。起訴状などによりますと、男は1月17日、静岡市に住む元交際相手の女性(当時37)の首を何らかの方法で圧迫して殺害した上、遺体を山林に遺棄したほか女性のスマートフォンを盗み300万円をだまし取ったとされています。男性は強盗殺人の疑いで送検されていましたが、静岡地検は強盗の立証は難しいと判断したとみられます。女性の死因は窒息死でした。捜査関係者によりますと、女性の首には絞められた痕があり、男が素手で首を絞めた可能性が高いことが新たに分かりました。男の知人らによると、男は県内に来てから清水区のキャンプ場で生活し、そこで女性と出会ったということです。
こちらの写真は事件前日の1月16日にキャンプ場で撮影されました。画面中央の水色の車が女性のものです。この日も女性はキャンプ場を訪れていたとみられています。事件が起きたのはその翌日とされ、17日午前4時すぎ、キャンプ場付近の防犯カメラには女性のものとみられる車が、キャンプ場方面に向かって走る様子が映っていました。男は一貫して黙秘しているということです。