感染対策の認証制度、飲食店の自己負担に差 浜松市5割、静岡県は全額助成 市「自己負担分も県の助成の対象に」と要望
認証制度 浜松市は去年8月、静岡県は今年5月から
浜松市 鈴木康友市長
「浜松ではかなりこの認証制度は定着しているので、最近新しく県の方でやるということで、飲食店もどういうふうになっているんだと」
鈴木市長が口にした認証制度。適切な感染対策を講じた飲食店に市がお墨付きを与えるもので、浜松市では去年8月から実施しています。
一方、静岡県も5月から、県内すべての飲食店を対象に独自の認証制度を立ち上げました。浜松市の飲食店も県の認証制度の対象となり、市の制度と重複しているのです。
静岡県 川勝平太知事 「国レベルでも山梨県でグリーンゾーン認証制度ということで、それを参照しながら、うちはうちとして全国レベルの安心安全の認証制度にしたい」
浜松市 鈴木康友市長
「基本的に山梨と遜色ないというか、うちの方が厳しくやっている」
川勝知事
「そういうことは存じ上げていて、私たちの方もやっているからそれとの整合性をどうするのか。お宅のステッカープラスうちのステッカー、さてどうするか」
浜松市 鈴木康友市長
「我々も、今の900店舗も含めて県の認証をとるようにこれからPRしていきたい」
どちらの制度でも感染対策のための費用は自治体の支援を受けることができます。ただ、先行した浜松市が費用の5割を助成するのに対し、県は費用の10割を補助するとしていて、店側の負担に差が生じてしまう事態に。
鈴木市長はすでに市の認証を受けた飲食店が県の認証を受ける場合、店が自己負担した5割分が、県による助成の対象となるように要請しました。
浜松市 鈴木康友市長:
「事業者負担を私どもは求めたので、店が負担した分の2分の1を補助した。2分の1の総額が1億7000万円ということ」
Q.そこを県に負担してほしいということ?
A.「そういうことですね、はい。そうすれば900店舗が矛盾なく県の認証も取得できる」