感染拡大の中の3連休…「密」が避けられるレジャー施設に多くの家族連れ PCR検査センターには行列 静岡市

伊地健治アナウンサー(静岡市葵区 10日正午ごろ):「感染が急拡大している静岡県、3連休の最終日を迎えました。ただ地元の商店街の方の話によりますと、いつもの祝日と人出はほとんど変わらないということです。こうしてみていても、皆さんマスクなどの感染対策をしながら買い物を楽しんでいるんですね、そしてあちら百貨店の前では大道芸が行われていて、人が集まっているのがわかります」

新規感染者が急拡大していることについて県民は?

画像: 新規感染者が急拡大していることについて県民は?

静岡市民 19歳の大学1年生:「年末年始で帰省している方が多いので、それこそ新規感染者が多い東京とか大阪の方から来ている人も多いと思う。それもあって静岡でまた増えているのかなという気持ちがあって、アルコール消毒とか検温とかにもっと力を入れてきたいなと思っている。オミクロン株は重症化しないと言われているが、コロナに感染していることは変わりないので、そこに気を付けたい。沖縄とかみていると、1000人超えたり、きのうも東京で1000人超えていたので、感染力に強さがあるので、みんな気を付けるべきだと思う」

静岡市民 30代母親と6歳幼稚園児の子ども:「この子もこれから卒園とか入学とかあるタイミングでまた増えてきたので、行事がなくならないか、仕事を休めないところがあるので、それで感染したらこの子も園に行けないし、お客様に迷惑がかかるとか、自営業なので感染すると完全に1カ月近くは仕事できなくなるので収入面とか不安になる」

Q.感染急拡大で行動を変えるまたは気を付けていることは?

A.「今まで通りの手洗い・消毒とかそういうところですかね」

静岡市民 50代会社員:「私はあんまり、そんな脅威には感じない。もちろんワクチンを打っていますけど。分からない、分からないと言われているけどオミクロン株もそんなに危険でない。感染力は強いと言っているけど、私に言わせてもらったらただの風邪かなと、みんなちょっと過剰に反応しすぎかなと思っている。ある程度リスクを共有しながら生活するべきと私は思う」

静岡市民 夫 会社員50代  妻 専業主婦50代
「多くなったな、というのはあるんだけど、重症者があまりいないから、安心とは言ってはいけないけど今までの5波とは違って、少し感染者が出たとしても対策は変えなければいけないのではないかという気はしないでもない、つまりそんな重く見なくてもいいんじゃないの、ちょっと過激かもしれないけど」

「もしかしたら風邪に近いんじゃないの、アメリカなんかは入国も何も制限がない。緊急事態宣言とかまん坊とかいつまで続けるんだろうと思う」

「あんまり規制、規制ばかりで、それだと経済が回っていかないから、あんまりやり過ぎてもじゃないのかな。東京都なんか特にそうだね、2000人とか出ているけど、結局緊急事態宣言とか出さない、それは重症者とか、ベッドが埋まっていないから、それでいいんじゃないかな」

民間のPCR検査センターには行列

画像: 民間のPCR検査センターには行列

 一方、静岡市の中心部にある民間のPCR検査センターではこの3連休で検査を希望する人が増え、感染急拡大を実感していると言います。

PCR検査センター担当者:「連休始まって、8日、9日、10日と、きょうも(3時間で結果が出る検査が)ちょっと行列になってしまった。三島・浜松と合わせると(一日の検査数)約250ぐらい。感染者が増えると、やはりこちらにも検査をしに来る方が増える」

 昨年12月は検査数も少なかったこともあり、1カ月の陽性者は4人だったにも関わらず、今月1日から10日までに約50人の陽性者が出ているとのことです。

「密」が避けられるレジャー施設

画像1: 「密」が避けられるレジャー施設

 一方、8日から今シーズンの営業を始めたばかりの静岡市葵区のスキー場「リバウェル井川」にも多くの家族連れの姿が…。

原川朋華記者(10日午前10時すぎ):「ゲレンデでは多くの親子が雪遊びをして楽しんでいます。きょうの客のほとんどが県内から来た客だということで、子どもたちは見慣れない雪に興味津々のようです」

男児:「そり遊びと雪玉を作っていました。滑って爽快みたいのが楽しいです」 

 こちらのスキー場は人工雪のゲレンデですが、先週の雪のおかげでいつもより雪が多く、コンディションも良好だといいます。スキー場によりますと、およそ8割は県内の客だそうです。特に親子連れが多く、午前に子どもをスキー教室で学ばせたあと、午後から親子で一緒に滑るのが人気だといいます。

画像2: 「密」が避けられるレジャー施設

県内からの客(母親):「感染状況は心配だったが穴場ということと、静岡市内なので、3連休の最後なら少ないかなと思って来てみて、これくらいならぎりぎりいいかなと。リフトもそんなに混まないですし」

県内からの客(女児)
Q.3密という言葉は知っていますか?
A.「はい」
Q.ここはどうだと思いますか?
A.「そんな感じじゃなかった」

県内からの男性客:「ちょっと心配ですけど、一応アルコールとか持ってきて、車に行くたびに拭いたりはしています。近いですし、人もそんなに多くないですし、ここは結構安全かなと思っています」

 屋外でのレジャーは密を避けられるとあって、人気の一因となっているようです。10日は例年並みの集客で密の心配はないという声が多かったのですが、9日は予想を大きく上回り、600人以上のスキー客が訪れて混雑したといいます。

リバウェル井川 浦田貴子さん:「9日はまったくの予想外で、駐車場に車が止められない。レストランは入れない、スキー教室も先生が3人いるがいっぱいで、午前と午後も教室がいっぱいに」

 県内客の増加について、スキー場は感染拡大による県外への移動自粛が要因だと推測しています。

リバウェル井川 浦田貴子さん:「ほかに行けないというのがあって、やはりここに来たい、そういう方が多いですね」

画像3: 「密」が避けられるレジャー施設