参院補選あさって投票 共産・鈴木氏「ぶれずに訴え」リニア・原発再稼働反対
共産党 鈴木千佳氏(50):「自民党・公明党の政治は私たち地方に何をやってきたでしょうか。アベノミクスで格差と貧困を広げ、農業・漁業・林業いずれも衰退に追い込んでいる。コロナ対策では専門家の声を無視して、GoTo事業、五輪の開催強行と結局感染を大きく拡げてしまった」
選挙戦を通じて、ジェンダー平等社会の実現や男女の賃金格差解消を訴えています。
共産党 鈴木千佳氏(50):「命を守ることが政治の一番の仕事です。命をないがしろにする政治を政権交代で変え、命を守る政治、ご一緒に前に進めてまいりましょう」
これまで鈴木氏のもとに共産党の志位委員長は応援に入っていませんが、告示日には党副委員長の田村智子参院議員が駆けつけました。
共産党副委員長 田村智子参院議員(7日):「日本共産党・鈴木千佳さんへの皆さんの一票は何よりも自民党政治を終わらせて、市民と野党の共闘で政権交代を起こしていく確かな力になってまいります。もう政権交代するしかないんですよ」
自公政権のコロナ対策や経済政策を強く批判し、政権交代の必要性を訴えました。
共産党は立憲民主党、社民党、れいわ新選組の野党4党と共通政策で合意していて、その中には消費税の減税も掲げられています。
共産党副委員長 田村智子参院議員(7日):「野党共闘ここまで進みましたから、税を公正にして庶民増税をやめる。消費税はもう減税。野党5%で一致していますから。政権交代して5%にしようじゃありませんか。弱肉強食、自己責任ではない国民と国民の命と暮らしを守ることこそが政治の役割」
鈴木氏は県内各地で街頭演説を重ねて支持の拡大を図っています。
共産党 鈴木千佳氏(50):「日に日に若い方や女性の方からの反応が強く感じられる。また、リニア建設は中止してほしいという願いをよく聞くようになっている。やはり静岡県民にとっては、リニア建設の問題は県知事選でも明らかになって意思が示されているし、浜岡原発の再稼働はやっぱり許されないということで、そこをぶれずに訴える鈴木千佳ということで進めていきたい」
7日に告示された参院静岡補選には、届け出順に自民党の若林洋平氏、無所属の山崎真之輔氏、共産党の鈴木千佳氏の3人が立候補しています。
各党が衆院選の前哨戦として位置付け、異例の注目度となっている参院静岡補選。
投開票は24日です。