市民の「ありがとう」の声響く…商業施設「イシバシプラザ」が43年の歴史に幕 静岡・沼津市
静岡県沼津市の商業施設「イシバシプラザ」が、地元の人たちに惜しまれながら22日夜閉館しました。
1978年に沼津市にオープンしたイシバシプラザは、イトーヨーカドー沼津店を中核に、複数の専門店が入居する大型商業施設ですが、建物の老朽化などを理由に閉館することになりました。
お母さん:「子どもも小さいときに遊びに来てたんで、なくなっちゃうとすごく寂しい」
子ども:「ゲームセンターで遊んだりしてたので、さみしい」
男性:「小さいころから来てたんで、最後来られてよかった。愛された施設だったと改めて思います。長い間お疲れさまでしたの一言」
22日午後7時、閉館を前に行われたセレモニーでは、石橋昭彦社長が感謝の言葉を述べました。
石橋昭彦社長:「有名な百貨店や複数の大型商業施設が沼津から撤退する中、私どもはきょうまで営業を続けてまいりました。(イシバシプラザは)沼津の歴史になります。みなさまの思い出に残していただけたらと思います。43年間本当にありがとうございました」
店の前には従業員が並び、訪れた大勢の人に別れをつげました。そして別れを惜しむ人の「ありがとう」の言葉と拍手の中、店舗のシャッターがおり、イシバシプラザは43年の幕を下ろしました。