「ここまでとは思わなかった」…静岡・沼津港に人人人 店もうれしい悲鳴! 観光客「久しぶりに遠出できる連休なので」
港周辺の道路は「渋滞」
最大9連休のゴールデンウィーク、県内各地で賑わいを見せていますが4日、沼津港周辺では昼前から渋滞が…。
林輝彦アナウンサー:「もうかれこれ10分近くここにいます。もう目の前に沼津港があるのですが…」
新鮮な海の幸を求め、全国各地から観光客が集まる沼津港。晴天に恵まれたゴールデンウィークということもあり、4日も見渡す限り人!人!!人!!!
駐車場に車をとめようとしますが、案内表示には満車の文字が。一方、駐車場にとめられた車を見てみると、名古屋や八王子、さらには青森など県外ナンバーが多く見られました。
「コロナで遠出できなかったから…」
林輝彦アナウンサー:「お昼時ということもあるが、ものすごい人の数です。ほとんどの店に列ができているし、道路にも人があふれています。この通りだけではなくて、飲食店が並んでいる通りも長い列ができています」
港町に軒を連ねる飲食店や土産物店にも人だかりが。
愛知から 30代男女
男性「(人が)多いですね」
女性「めちゃくちゃ多いですね」
Q.こんなに多いと思った?
男性「多いとは思ったけど、ここまでとは思わなかった」
女性「予想以上な感じ」
男性「(去年のゴールデンウィークは)そんなに出かけてなかったので、久々に出かけた」
横浜から 家族連れ
「コロナ禍だったので、これまでは遠くに出かけることが出来なかった。久しぶりに食べ歩きが出来る季節で、コロナも落ち着いてきて、どこか港町にと思ってきた」
山梨から 家族連れ
「海が見たいのと、海鮮が食べられるということで、ゴールデンウィークは3年ぶりじゃないかな。ゴールデンウィークはコロナになってからは遠出はしていなかったので」
店側も「うれしい悲鳴」
この”盛況ぶり”に店側は「うれしい悲鳴」です。
4代目弥平 藁科正美社長:「連休に入り、特にきのう(3日)から人がだいぶ入って、他県から来ていただいて、沼津の港も助かっている」
アジやサバなどの干物を扱う創業130年以上の「四代目弥平」。今年の売り上げは好調で、特にゴールデンウィーク期間中は、普段の倍近くの商品を並べているといいます。
4代目弥平 藁科正美社長:「(昨年同時期比)1.3から1.5倍まできている」
Q.コロナ禍前と比べて変わらない?
A.「そうです。そうです。かなりニーズも増えてきているので、非常に助かっています」
こちらの店では、普段の土日で1日250枚ほどの干物が売れるといいますが、4日は600枚の干物が売れたといいます。
こちらのカップルは、混雑しているエリアを避け、あえて海辺で食事をしていました。
千葉から カップル
「(商店街が)混んでいたのでここにしました。(去年は)そんなに遠出はしていない。旅行とか控えていた」
ぽかぽか陽気とゴールデンウィーク疲れが相まって、こんな場所で昼寝をする人も。
新名物「沼津深海プリン」は去年の1.5倍用意も…
沼津港でひときわ注目を集めていたのが、新名物となりつつある「沼津深海プリン」。若者を中心に行列ができていました。
プリンの上に深海をイメージしたラムネのジュレが乗ったプリン。「インスタ映え」するということもあって、購入してすぐに写真を撮る人の姿も。
沼津深海プリン工房 山本弥生さん:「きょうは朝からたくさんのお客様に並んでいただいている。食べて楽しんだり、写真を撮ったり、見ても楽しんでいただきたい」
去年のゴールデンウィークは1日1000個を用意。今年は去年を上回る1日1500個を用意しましたが、完売してしまったため、急きょ200個を追加生産。1700個ものプリンを売り上げたといいます。
沼津深海プリン工房 山本弥生さん:「マスクをしなくてもよくなっているので、沼津港を楽しんでいただければいいなと思う」
ゴールデンウィークも終盤に差し掛かる中、東部の海の台所からも賑やかな声が聞こえていました。