家計を直撃…値上げラッシュ 卵はあと半年高値が続く予想 そんな中『お手頃価格』の野菜も 静岡
宅配便の料金も、値上げとなります。ヤマト運輸は、4月3日から、佐川急便は、4月1日から、それぞれ10%程度の値上げが予定されています。例えば、佐川急便で、「60サイズ」の荷物を静岡から東京に送る場合、これまで770円だった料金が、850円になります。
毎日の生活を直撃するのが、食品の値上げ。4月は実に4892品目が値上げとなります。
買い物客
Q.一番(家計に)響くのは何ですか?
A.「たまごですね、一番毎日使う物なので」
「物価の優等生」のはずだった「たまご」も、先週、最高値を更新。今後、どうなってしまうのでしょうか?
あと半年は卵の高値が続く予想
静岡市内のスーパーマーケットを訪ねると…。
田子重西中原店 増田克己 店長:「高い物の売れ行きが鈍くなった感じがする。特売とか安い商品の動きが良くなった感じがする」
Q.お客さんは値上げに慣れてしまっている?
A.「そうですね、致し方ないという雰囲気がある」
帝国データバンクによりますと、4月から値上げとなる食品は4892品目。一例をあげると、ソーセージ、しょうゆ、マヨネーズ、スポーツドリンクなどが値上がりします。増田店長によると、メーカーが値上げをした直後に、販売価格を上げる商品がある一方で、10日ほど「値段すえおき」で販売する商品もあるそうです。
静岡市民 30代(8人家族):「(値上げは)家計に響いていて、ウチは人数が多いので、(値段が)高いのは毎日苦しくて大変」
Q.工夫ややりくりはしている?
A.「野菜で1000円とか、お肉で1000円とか、メニュー(献立)を決めずに割り切って、買い物をいくらまでと決めて、何とかやるしかない」
Q.1番(家計に)響くのは?
A.「卵ですね、卵が1番毎日使う物なので、お弁当にも入れるし、朝は目玉焼きがほしいと言うので」
静岡市民 70代:「近所に卵の直売所があるんですよ。そこも300円が400円になって、だいぶ上がって、こちらを見に来たら、やっぱり上がっているなと思って、卵は(家計に)響きますね」
家計を直撃している「卵」の価格高騰。「JA全農たまご」によりますと、Mサイズの卵、1キロあたりの卸売り価格は16日に過去最高値の345円となり、24日まで「最高値の横ばい」が続いています。農林水産省は、少なくとも半年は、高値の状態が続くという見通しを示しています。
葉物野菜は『お手頃価格』に
スーパーに並ぶ、ほとんどの商品が値上げとなる中で、最近、ある野菜が「お手頃価格」になっていると言います。それが…。
田子重西中原店 増田克己店長:「ほうれん草、こまつ菜などの野菜が安いです」
こちらのスーパーでは24日、「ほうれん草」が1袋96円、「こまつ菜」も1袋96円で販売していました。
田子重西中原店 増田克己店長:「最近 天気のいい日が続いていたので、(葉物野菜の)生育状態がよい1袋100円していないので、献立に入れれば安く済むと思います」