致死率30%…マダニ媒介の感染症「重症熱性血小板減少症候群」に感染 静岡県内は去年まで0⇒今年4例目
静岡県は県西部在住の高齢男性が10月27日に、マダニが媒介する感染症の「重症熱性血小板減少症候群」と確認された、と発表しました。男性は快方に向かっている、ということです。
この感染症は2011年に中国で初めて確認され、2013年に国内でも確認されました。以降、60歳以上を中心に全国で年間60人から100人ほどの患者が報告されています。患者のほとんどが西日本の在住者で、県内では去年までは確認されていませんでしたが、今年は4人の感染が確認されている、ということです。
「重症熱性血小板減少症候群」はマダニが媒介する感染症ですが、マダニにかまれた犬や猫にかまれて感染することもあり、感染すると発熱や下痢、腹痛といった症状が出て、致死率は30%に上るということです。
静岡県は畑や草むらに入るときには長そで・長ズボンなどで肌の露出を少なくしてマダニにかまれないよう注意することや野生動物との接触を避けることなどを呼び掛けています。